ジメジメうっとうしい梅雨の季節。気温が高く湿度も上がるこの時期は、カビにとって絶好の繁殖条件がそろいます。カビの胞子を吸い込むと健康面に悪影響が出るほか、アレルギーの原因にもなってしまうので注意が必要です。そこで重要なのが換気。特にカビが発生しやすい浴室の効率よい上手な換気のしかたをご紹介します。

 

 

目次

  • ドアは密閉状態に
  • 必ずガラリを開ける
  • 換気扇はつけたままにする
  • 気になる電気代は?
  • まとめ

 

ドアは密閉状態に

ドアを開けたまま換気をしている方が多いかもしれませんが、実は、入浴後の湿度が高い状態でドアを開け換気扇を回すと、湿気が脱衣所の方に流れてしまい、脱衣所にカビが発生しやすくなってしまいます。
湿気を外に排出させるには、ドアを閉めて密閉状態にすることが重要。浴室内で空気が循環され、湿気は外に排出されます。また、空気を循環することによって換気の効率が上がり、浴室内の乾燥も速めることができます。

 

必ずガラリを開ける

換気扇を回すときは、ドアを閉めて密閉状態にすることが重要ですが、新しい空気も必要です。
効率良く浴室の空気の入れ替えをするには、浴室のドアの上部か下部にある「ガラリ」を開け空気の取り入れを行うようにします。給気口の働きをする「ガラリ」を塞ぐと、浴室内に空気の流れができなくなってしまうので気をつけましょう。 もし、「ガラリ」がない場合は、少しだけドアを開けて給気口の代わりにします。
また、ガラリや換気扇に汚れやカビがあると、換気の度にカビの胞子が撒かれてしまいます。こまめに掃除をして、清潔に保つようにしましょう。

 

換気扇はつけたままにする

換気扇の効果が発揮されるのは換気扇を回している間だけなので、スイッチを切ってしまうと、排出したい湿気が浴室内にとどまり効果は半減してしまいます。
換気扇を止めた後、カビが発生するのに十分な湿気量に到達するまではたったの1時間。
カビや臭いに気づいてから換気扇を回しても手遅れになることが多く、発生を抑えるには換気扇を24時間つけたままにして浴室を常に乾燥させることが重要です。

 

気になる電気代は?

電気機器はスイッチをこまめに消すことが省エネにつながると思いがちですが、浴室の換気扇に関しては、こまめにスイッチを切るとせっかく換気した浴室内に湿気が戻ってしまいます。
常に換気扇を回すとなると電気代が心配になりますが、20Wの換気扇で1ヶ月400円程です。最新の省エネタイプの換気扇なら60円程度で収まるものも。多くのメリットがあることを考えれば、決して高くはないかもしれません。

 

まとめ

木造住宅の躯体となる木材は、湿気に大変弱いです。換気が不十分なため浴室が湿気だらけになると、木材まで湿気の影響を受け、構造部が傷み、家の寿命が短くなる恐れがあります。長く住み続けるためにも浴室の換気扇は24時間つけたままの状態をおすすめします。
浴室以外にも、トイレやキッチンなどの換気扇を上手に使えば、お住まいを乾燥した状態にして木材への影響を最小限にし、家の寿命を長くすることにつながります。

 

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