水道や給湯器の凍結は寒い地方だけの現象ではなく、関東地方でも起こりうる身近な現象です。ここ数日は東京で48年ぶりの寒さ、埼玉では観測史上最低の気温を記録しました。私たちヤマシナ商事がある千葉・鎌ヶ谷でもここ数日で「水道からお湯・水が出ない」といった内容のお問い合わせが多く寄せられています。給湯器の凍結は、放っておいたり間違った対処をしてしまうことで配管の破裂などを引き起こしてしまう場合があります。そのようなことを避けるために、適切な凍結予防と対処を行いましょう。

目次

  • 給湯器の凍結予防ヒーター
  • 給水・給湯配管、給水元栓の凍結予防
  • 凍結した時の対処法
  • まとめ

給湯器の凍結予防ヒーター

給湯器は凍結する気温近くになると自動的に凍結予防ヒーターが作動することで凍結予防を行います。これは給湯器のスイッチを切っている場合でも自動的に作動しますが、給湯器本体のコンセントを抜いてしまっているとこの機能が作動しないため、コンセントは抜かないでおきましょう。

①給湯器のコンセントが抜けていないか確認する

給湯器のコンセントは給湯器本体の周辺にあります。戸建の場合は建物の外壁周辺、集合住宅の場合は玄関近くのパイプスペースの扉内やベランダなどにあることが多いので探してみてください。

②浴槽内の水を循環金具より5㎝以上溜めておく

追い焚き機能がある給湯器の場合は自動でポンプが作動し、追い焚きの配管内を循環させて凍結を予防します。浴槽内の水を循環金具(浴槽内にある追い焚きの穴)よりも5㎝以上うえになるように水を溜めておいてください。

給水・給湯配管、給水元栓の凍結予防

給湯器の凍結予防ヒーターは給水の元栓や給水・給湯の配管内の凍結を防ぐことはできません。凍結が予想される気温の場合は以下の方法で凍結予防を行ってください。

①給湯器のスイッチを「切」にする
②お湯側の蛇口から4㎜程度の水を出したままにする

浴槽の栓をして、お湯側の蛇口から太さ4㎜程度(1分間に400㏄)の水を出したままにしてください。サーモスタット式の水栓の場合は設定を最高温度にしてください。また浴槽側に水栓が無い場合は、シャワーを浴槽まで伸ばして同じ作業を行ってください。この時シャワーヘッドが浴槽内の溜まった水に浸からない位置にしましょう。

凍結した時の対処法

もし給湯器や給水元栓が凍結してしまい水やお湯が出なくなってしまった場合は、気温の上昇による自然解凍をお待ちください。熱湯を配管や元栓に掛けて解凍しようとすることは、配管の破裂の原因となりますので絶対に行わないでください。どうしても自然解凍が待てないという場合は、凍結している配管部分や給水元栓にタオルを巻き40℃程度のぬるま湯をゆっくりと回しかけて解凍してください。

まとめ

鎌ヶ谷周辺の地域では凍結に慣れていないため、予防方法をご存じない方が多いのではないでしょうか。給湯器の凍結による水・お湯が出ないといった症状は一斉に多くの方に起こってしまうため、メーカーのメンテナンスや水道業者などの連絡先もパンク状態でつながりにくく、対処もすぐにとはいかない場合が多くあります。正しい凍結予防を行って、上手に厳しい冬を乗り切りましょう!

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